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肉に魚にいろいろ使え、いつもの料理にプラスするだけで本格的な味わいになるフレッシュなハーブ。各国の料理だけでなく、パンやお菓子、ハーブティなどで楽しんだり、乾燥させてポプリにしたりお風呂に入れたりと、楽しみ方は多彩です。
ベランダや窓辺にグリーンが広がって、見た目にもきれい!「興味はあるけど、難しそう」と思っていた人も、次の春こそハーブ栽培をスタートしてみませんか?
その魅力にたちまち夢中になることでしょう。
ハーブとは薬草、香料・食用植物の総称。ヨーロッパでは古くから人々の暮らしに溶け込んできました。
日本人になじみの深いシソやショウガ、ワサビ、三つ葉などもハーブの一種です。「ハーブ=生活に役立つ、香りのある植物」と考えればわかりやすいですね。
花や葉は見た目にもきれいなうえ、食べてよし、匂ってよし、リラックス効果まである…と、ハーブ菜園は日々の暮らしにさわやかで豊かなアクセントを添えてくれます。ベランダや窓辺のプランタでもたっぷり収穫できる育てやすさも魅力です。
ハーブ栽培に欠かせないのは、苗・土・鉢。そのほか、鉢底ネット、鉢底石などを必要に応じてそろえます。
たいていのものは園芸店やホームセンターなどで入手できるので、詳しい店員さんにあれこれ聞きながら揃えるとよいでしょう。
土は、赤玉と培養土に、水はけをよくする腐葉土などをブレンドしますが、市販のハーブ用土ならそのまま使えるのでおすすめです。
鉢は素焼きの丸い形が一般的ですが、スクエア型プランタや陶器製など、好みの雰囲気を演出してみましょう。
ほとんどのハーブが春植えOKなので、まさにこれからが「始め時」。必要なものをそろえたら、さっそく植えてみましょう!
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鉢底の穴の上にネットを敷き、水はけがよくなるなるように鉢底石を少量入れます。 |
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ハーブ用の土を鉢の半分くらいまで入れる。 |
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ビニールのポットの上から土をもみほぐし、苗の根本に手をあて、ゆっくり逆さにして苗を取り出す。 |
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根に土がついたまま、苗を鉢に入れる。枯れた葉っぱや枝などは取り除く。
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苗の周囲にハーブ用の土を鉢の縁から2cmくらい下まで、まんべんなく入れる。 | |
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鉢底から水が出るくらい、根本にたっぷり水をやる。 |
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鉢を受け皿に置く場合には、受け皿に水をためないようにする。
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水のやり過ぎには注意!
ハーブは、土が合っていれば、あとは水さえやれば育ちます。ですが、ここが意外な落とし穴。ハーブは乾燥に強く多湿には弱いため、水をやりすぎると根腐れを起こしてしまいます。土の表面が白っぽく乾いてきたら、鉢底から水が流れるくらいたっぷりとあげるくらいでよいでしょう。ハーブは多年草が多いので、放っておいても来年またすくすくと育ってきますよ!
ハーブの使い方は人それぞれですが、種類によって香りや適正も異なるので、基本的な楽しみ方を知っておくと便利です。
ラベンダーやカモミール、ジャスミンなど香りのいいものはハーブバスやポプリにおすすめ。フレッシュなハーブをたくさん使ったハーブティも、リラックスしたいときや眠れない夜などに手軽に楽しんでみてください。
料理に使うなら、バジル、オレガノ、タイム、ローズマリー、コリアンダー、セージ、パセリなどが大活躍。いつもの料理も、自家製ハーブでグンと本格的になりますよ。
食べられる寄せ植えを楽しむ
ハーブの寄せ植えを、日当たりのよい窓辺に置いてみましょう。キッチンの出窓などに置けばお料理にもすぐに使えます。寄せ植えは、それぞれのハーブの性質がある程度似ているものを選ぶと失敗しません。また、成長の仕方(上に伸びる、横に広がる、垂れる、絡みつく)なども考慮して配置するとさらによいですね。
キッチンでハーブを栽培すれば料理の幅も広がりますし、キッチン自体が明るく華やかになります。ぜひ、育ててみてください。
2019.10.09 20:39 | |
2019.10.09 20:40 | |
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