大人世代のライフスタイル提案メディア
思いもよらぬ病気や怪我に遭遇したとき、あなたはどうしますか?
重篤な症状なら迷わず救急車を呼ぶべきですが、近年は軽症での救急車要請だけでなく救急車をタクシー代わりに使うなど悪質なケースが頻発し、本当に必要とされるときに救急車が間に合わないことも...。ニュースなどでも取り上げられ、ご存知の方も多いかもしれません。
とはいえ、とっさのときに「救急車を呼ぶべきなのか? それとも病院に行けばいいのか?」を判断するのは難しいものです。「もしも深刻な症状を見逃して取り返しのつかないことになったら...」という気持ちから軽い症状でも救急車にすがってしまう気持ちも理解できます。
こんなとき、判断を間違えないために相談できる電話窓口があります。もしも!のときに役に立つ知恵を知っておきましょう。
東京消防庁が2007年にスタートさせた救急相談ダイヤル「#7119」。この短縮ダイヤルをプッシュすると救急相談センターに電話がつながり、医師が緊急性を判断してくれます。
そして緊急性の高い場合はそのまま救急車の出動要請が行われ、緊急性が低い場合でも応急処置や受診可能な医療機関を案内してくれます。
東京からスタートしたこの制度は、横浜、大阪など都市部を中心に広がり、2016年には福岡でスタート。全地域の利用までには至りませんが、徐々に広がりを見せています。
子どもの救急相談としては「#8000」小児救急でんわ相談が開設されています。これは全国に対応したもので、「#8000」をプッシュすると都道府県の相談窓口に自動転送され、医師看護師から適切な対処方法や受診できる病院の案内を受けることができます。
急な発熱やケガ、嘔吐やけいれんなど困ったときは、まずここへ。小さな子どもをもつお父さんやお母さんにとっては必須の情報です。
もちろん、命に関わる状況であれば、ためらわず119番へ。賢く使い分けて、家族の健康を守りましょう。
2019.10.05 20:11 | |
2019.10.05 20:12 | |
住い・生活 |