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日本各地から地方色豊かな缶詰をお取り寄せ。地元でとれる旬の味を使って、地元で加工するから味は太鼓判。大量にとれる時期に仕込むから、コストパフォーマンスも上々。備蓄すれば、いざという時の防災食品としても有効な缶詰を、味わいを倍増させるひと手間とともにご紹介します。
まずは高知で見つけたグルメなお魚の缶詰から。その名も「サワラと筍のアヒージョ」と「トマトで煮込んだカツオとキノコ」。名前を聞くだけでおいしそう。フタを開ければ鮮やかな赤が食欲をそそります。
高知名物のカツオと地元・黒潮町特産のキノコたっぷりのトマト煮は、トマトの酸味がほどよくきいて、もちろんそのままでもおいしいけれど、加熱してクスクスと合わせても美味。サワラと筍と赤ピーマンをペペロンチーノオイルで仕上げたアヒージョは火にかけて、こんがり焼いたバゲットと一緒に。ワインのおともにぴったりです。
2つめは昔懐かしい鯨の大和煮を。東日本大震災で津波の被害にあいながらも奇跡の復活を遂げた水産会社の伝統の一品です。
1頭の鯨から1~2%しかとれない希少な霜降り肉「須の子」を使った大和煮。サシの入った肉は驚くほどやわらかく、噛めば醬油ベースの甘辛い味つけと鯨本来のうまみが広がります。そのまま白いごはんにのせてよし、お酒のアテによし。
ひと手間加えるなら、酒で味を調え、豆腐や生姜やネギなどの薬味とひと煮たち。鯨のうまみがしみこんだ肉豆腐の出来上がりです。
そして広島からは、特産牡蠣のオイル漬け。粒ぞろいのむき身を燻製に。
ひと粒ひと粒にうまみがギュッと詰まった牡蠣は、そのままでワインによし日本酒によし。オイルに赤唐辛子とニンニクを加えて加熱してゆでたてパスタにからめ、2、3粒トッピングすれば牡蠣の風味豊かな逸品に。料理の腕が上がった気分を味わえます。
最後に再び高知から、ゆず風味のサーディンを。
土佐山のゆずポンズで味つけしているから、さっぱりと軽やかな風味。イワシはちょっと苦手という人も、これならおいしく楽しめます。
オニオンスライスをのせてそのままつまむもよし、アヒージョ風に加熱して黒七味をかけて食べてよし、サラダにトッピングしてよしの万能選手です。
そのまま食べても十分おいしい、ひと手間かけてさらにおいしい缶詰でした。
2019.08.17 22:23 | |
2019.08.17 22:25 | |
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