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ミシンを購入するきっかけで多いのは、お子さまの入園・入学グッズをつくるとき。そのタイミングでミシンが必要だと考える方は多いはず。しかし、その時期にミシンを買って一生懸命グッズをつくったけれど、今は使わなくなってしまった...という方もいるのではないでしょうか。
今回は、ミシン初心者やミシンはあるけど使っていない、という方に向けて簡単にできる洋服をご紹介します。
ひとつ目は、「ハギレ(端切れ)でできる簡単ベスト」。生地店や手芸店などで、長さの短いハギレを格安で販売していますよね。それを組み合わせてベストをつくってみました。
はじめに、3枚の生地を裁断します。
写真の仕上がり幅は54cm、3枚の生地の長さは上から19cm、17cm、25cm。これに上下左右1.5cmの縫い代をプラスして3枚×前後2枚を裁断します。一番上の襟ぐりは、中心から左右12cmにしるしをつけ、中心を1cm下げてカーブをつくります。肩のラインは、左右のネックポイント(襟ぐりと肩線が交わった点)から2cm下げて袖口にしるしをつけ、斜めになるよう裁断します。
次に、一番上と下を除く3枚の生地の上下に、布端がほつれないようロックミシンをかけます(ロックミシンがない場合、裁ち目かがり縫い、ジグザグ縫いなどで布端処理ができます)。そして3枚を縫い合わせたら、縫い代を割ってアイロンをかけます。その後、3枚を縫い合わせた前身頃、後身頃の周囲をぐるりとロックミシンがけします。
次に、袖口の下から裾まで(両脇)と、肩(左右)を縫い合わせ、縫い代を割ってアイロンをかけます。これで3枚の生地、脇と肩が繋がり、形ができあがりました。
続いて裾縫いです。縫い代の1.5cmを折ってぐるりと縫い、さらにもう1本縫って二重ステッチにします。
襟ぐりと袖ぐりも、裾と同様に1.5cm折ってぐるりと縫い、二重ステッチをかけます。
そして、中心部分のアクセントとして、二本タックをとり、マチ針で止め、手縫いでタック部分を合わせて飾りボタンをつけたら完成です。
さらに、もうひと手間加えてみるものおすすめです。3枚を縫い合わせた後、裾から襟ぐり下(生地の下2枚)を上に向かって左右2cm幅が狭くなるよう斜めに裁断し(54cm→50cm)、上の一枚は50cmの幅に合わせてまっすぐ裁断すると、裾が少し広くなり、きれいなラインで着やすさもアップします。
今回はウール生地を組み合わせて冬用にしましたが、生地の組み合わせは自由。3枚の柄や素材に変化をつけると、おもしろいと思います。着なくなった着物、フレアスカートなどを裁断してつくることもできます。
こちらは洗濯機で洗えてアイロンかけもいらないニット・ジャージ素材を使ったバージョン。部屋着として一枚着ると暖かく、洗い物など家事をするときにもすぐに洗濯できるので便利。3枚の生地の長さ(バランス)も少し変えてみました。
もうひとつご紹介するのは、簡単なリメイク。何年も前に買ったけれど「丈も袖も短めだな」という服があったとき、布を付け足してみましょう。
これはとても簡単。袖口と裾の長さに合わせて生地を裁断します。裾は下に向かって少し広がるようにします。
こちらも布端にロックミシンをかけ、縫い合わせて二重ステッチをかければ完成。チュニックにリメイクされました。もとの服とのバランスがポイントですが、レースを組み合わせる、ギャザーを寄せるなど、フェミニンスタイルにするものいいと思います。
今回ご紹介したものは、簡単かつ生地を組み合わせる楽しみもあるので、それぞれのアイデアでつくってみてはいかがでしょうか。
2019.08.15 18:46 | |
2019.08.15 18:47 | |
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