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前回「Tea forteのアイスティーピッチャー」を紹介しましたが、その後パリへ旅行に行ったとき、偶然パリでもこのTea forteのティーバッグが売っているのを目にしました。
もともとニューヨーク発のティーブランドを日本で知り、その後フランスでも目にすると、ワールドクラス(オフィシャルHPによると世界60カ国)で認められているブランドなんだ!と関心したことを思い出します。
そんなきっかけでこの紅茶を注文してみようと思ったのですが、せっかくなら、Tea forteオリジナルのカップで入れるほうが雰囲気が出るだろうとカップも合わせて注文してみました。
ティーバッグのセットはいくつか売っていますが、前回は「アイス・ラズベリー・ネクター」のハーブ系でしたので、今回はクラシックセット。これはハーブティーのセットではなく、スタンダードな紅茶セットです。
Tea forteというとハーブティーなイメージがありますが、スタンダードな紅茶も取り揃えていますので、ハーブティーがあまり得意ではない人でも楽しめます。
クラシックのセットは、
という楽しみなラインナップ。
そしてカップは、ソーサー付きのセット。このカップ&ソーサーは手吹きガラス製品で、一つひとつ職人の手によってつくられたものです。少し厚めですが、その見た目からは想像できないぐらい軽くてビックリ。
また、手作りによる微妙な形状の違いや比率、厚みの差など均一でないことが逆に光の差し方なども独特なものになり、それが魅力になっていると思います。アンティークのガラス食器が持つ魅力と同じなのかもしれません。相性のよさを出すためという理由だけでなく、食器としてもこだわりを持ってつくられています。
紅茶を淹れるのに箱からティーバッグを出してみました。ティーバッグはピラミッドの形をしていて、上部には少しスペースがあり、取っ手が葉っぱの形をしています。ただ形がユニークだけでなく機能的なアイデアが織り込まれています。
実はこのブランドは、ニューヨーク近代美術館MoMA出身のデザイナーが創設者。MoMAは美術館としてだけでなく、ユニークなグッズもたくさん出しているので、そういう経緯で生み出されたのかもしれませんね。こういうものがあったらいいな、という着眼点が鋭いなと思います。
お湯を注ぐと茶葉が開いていきますが、この茶葉が開くスペースがあるかどうかが重要で、一般的なティーバッグの場合、薄くて袋にもマチがないことが多いので、お湯を注ぐ前から茶葉が窮屈に入っています。
お湯を注いで茶葉が開き始めてもスペースに余裕がありませんが、その点ピラミッド型はスペースがあることで自由に開いていくので、紅茶本来の風味を出すのに適していると思います。そのためか味もしっかり出ていておいしいです。手軽なのに本格的。
また葉っぱの取っ手も持ちやすいのがポイント。一般的なティーバッグはここが紐なので、取り出すときの振動で紅茶が飛び散ったりするのがけっこう嫌なんですが、しっかりと持ちやすくブレないうえに、きちんと立つので使用後の見た目もかなり◎です。
カップに入った状態の姿がなによりユニーク。お客さんに出すと目を引きますよね。Tea forteは世界でも高級クラスのホテルで採用されているそうですが、そういった意味でもおもてなしの紅茶、目で楽しむ紅茶というジャンルを新たに確立したのかもしれません。日本の高級ホテルでも採用していますので、目にする機会があるかもしれませんね。
我が家の食器棚は見せる食器をセレクトして置いていて、Tea forteのセット専用のスペースを用意しました。大切なおもてなしアイテムとして採用決定です。
2019.07.05 22:08 | |
2019.07.26 15:43 | |
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