AOCとは?フランスの一流品「AOCチーズ」をまとめて味わう

AOCとは?フランスの一流品「AOCチーズ」をまとめて味わう

ナチュラルチーズ専門店フェルミエの、AOCチーズセットを試してみました。お酒好きな私としては、赤ワインとともにチーズそのものの味を堪能してみたいと思います。

と、その前に「AOCとは何か?」を簡単にご紹介しておきましょう。

AOCはフランスの優れた農産物や酪農品に対して与えられる認証で、チーズのほか、ワインやバターなどが知られています。

チーズの場合、原料乳の種類や産出地域、製造地域と製造方法、熟成地域と熟成期間、形や外皮、乳脂肪分などが審査されるそうで、それらすべての厳しい基準を満たしたものだけが、AOCが認めた名称で商品を製造・販売できるのです。

要は、AOCチーズ=フランス国家が認めた超一級品、ということ。

そんな最高品質のチーズを日本で味わえるのですから、かなりおすすめです。

コンテ ド モンターニュ 12+

まずはコンテ ド モンターニュ 12+。コンテ地方の名産品で、AOCチーズの中では最大の生産量を誇ります。「12+」とは12ヶ月以上熟成させたコンテ、という意味。

今回の中では最も淡泊な、クセのない味わいですが、ほどよい甘味と、ナッツのようなコク&香りが楽しめます。サラミと合わせて、バゲットサンドにしてもおいしそう。チーズフォンデュにするにもおすすめです。

ブリ ド モー

白カビチーズの王様、ブリ ド モー。白カビチーズというとカマンベールが有名ですが、カマンベールはブリの製法をお手本にして作られ始めたといいます。ブリの歴史は1000年以上。まさに伝統的なチーズなのです。

クセは少なく、しかも濃厚な味わいが楽しめるので、ワインを飲む人にも、飲まない人にも、おすすめできる定番チーズです。

クロタン ド シャヴィニョル ドゥミ セック

続いて、クロタン ド シャヴィニョル ドゥミ セック。手の平にコロンと乗っかるほど小型の、かわいらしい円形チーズ。ドゥミ セックは熟成約12日、だそうです。パッと見たときは「こんなに小さいと物足りないのでは?」と心配してしまいましたが、これだけあれば十分!

というのもこのクロタン、シェーブル(山羊乳)タイプなので、最初の2種に比べるとクセがあって、かなり個性的なのです。でも、不思議なことに、ワインを飲みながら食べると・・・そのクセが旨味に変わり、何とも言えずおいしいんです。食感はほっくりしていて、口に入れるとホロッとくずれる感じ。赤ワインを合わせましたが、キリっと冷やした白もよさそうです。

フェルミエから届くチーズセットには「チーズを美味しく召し上がっていただくために」という、小さな簡易ガイドが同封されています。その中に「チーズの切り方」も図解されていまして。

クロタンのような小型の円形チーズは「まん中から2つに切り分けます。ごく小さい場合はそのままで」とあったので、それを参考にしつつ写真のように切りましたが、上述したように、少量でも満足できるので、実際に食べるときは写真の切り方からさらに小さくカット。それだけどっしりとした存在感のあるチーズといえるでしょう。

ブルー ドーヴェルニュ

そして、青カビ好きにはたまらないブルー ドーヴェルニュ。フランスブルーチーズの最高峰といえば「ロックフォール」ですが、このドーヴェルニュはロックフォールの製造を兼ねて、細々とチーズを作っていた青年が興味本位から偶然生み出したのだとか。

脂肪分がやや高めでこってりとクリーミー。個性的で力強い風味と、青カビならではのパンチがあります。こういう味には、やっぱり赤ワインがベストマッチ。そして、ドレッシングやパスタの材料としてもおすすめです。独特の存在感を発揮し、絶妙なアクセントになってくれるでしょう。

盛り合わせるときは、ぜひクラッカーやドライフルーツを添えて。とくにブルーチーズには、フルーツがすごく合います。

AOCチーズにクラッカーとドライフルーツ。ここに、フランスのおいしい赤ワインが加われば、いうことなし!家にいながらにして極上の時間が過ごせそうな気がします。

2019.06.22 19:55
食物・飲物

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