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おいしいものに出会ったときって、その喜びを誰かに教えたくなりませんか?「友達を呼んで一緒に食べよう!」とか「今度はあの人にも贈ってあげよう!」など、おいしいものがもたらす幸福な時間をおすそわけしたくなりますよね。
ご紹介するのは、そんな「教えたくなるおいしさ」の逸品です。
そのお菓子とは・・・「神々が集う国」出雲にほど近い、鳥取県米子市にある「寿製菓株式会社」が手がけている「KAnoZA」ブランドを代表するスイーツ、抹茶フォンデュ。
「KAnoZA」とはまたずいぶん渋いネーミングですよね。KAは「菓」と「火」、ZAは「座」にかけているそうで、「お菓子の神様の座す(います)ところ」「火の神様の座すところ」なのだとか。出雲らしい名前なのですね。
冷凍で届くので、冷蔵庫で6~8時間解凍してからお召し上がりください。
紙箱を開けるとこんな感じ。ていねいに手づくりされていることが伝わってくる、素敵なパッケージですよね。贈答品にするにもふさわしいルックスです。
ネーミングにも出雲の心意気が詰まっていますが、それはもちろん中身にも。こだわりの卵や牛乳を使用し、色鮮やかな抹茶も、茶処松江の老舗・中村茶舗の香り高い一品を使っているそうです。
たっぷりとふりかけられた抹茶の上には金箔が豪華なアクセントを添えていて、食べる前からテンションがあがります。抹茶は外国人にも人気が高いので、きっとこのお菓子も大人気でしょうね。
外側はかために焼き上げられたタルト生地。高さもけっこうあるので、小ぶりながらも豪華な印象です。
タルトをきれいに切るのはなかなか難しいので、あらかじめ包丁をお湯で温めておくとよいです!この抹茶フォンデュは、生地がかなりサクサクで厚みもあるので、私はパン切りナイフを温めて使ってみました。
切っている段階で「これはおいしいに違いない!」と思いました。クリームがたっぷりだし、やわらかく濃厚そうなのが、見た目からして伝わってくるのです。
緑の層はマスカルポーネと生クリームを混ぜてコクを出し、抹茶を贅沢に加えた抹茶クリーム。下の層はこだわりの卵をたっぷり使って仕上げたブリュレ風です。
特筆すべきは、クリームの口どけと味わい。生クリームとマスカルポーネの濃厚さ、抹茶のほろ苦さが本当に絶妙で、しかも口に含んだだけでなくなってしまうほどなめらか!
そして、この絶品クリームに、サクサク食感の香ばしいタルトがじつによく合うのです。想像した以上においしくて、感動してしまいました。
"抹茶づくし"で、抹茶と一緒に味わってみるのもおすすめです。濃厚でありながら味わいはとても繊細なので、お茶ともよく合います。
茶人でもあった松江藩主によってお茶文化が深く根付いた地域ならではのおいしいスイーツ。ぜひ一度ご賞味ください。
2019.05.30 17:50 | |
2022.10.04 14:06 | |
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