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入れ子式で収納も便利!日常使いにも来客用にも大活躍の応量器(おうりょうき)風の漆器

入れ子式で収納も便利!日常使いにも来客用にも大活躍の応量器(おうりょうき)風の漆器

昨年の春、ある雑誌で「応量器」の存在を知りました。

応量器(おうりょうき)とは、禅宗の修行僧が使用する個人の食器のこと。梵語はパートラPatra。音訳は鉢多羅(はったら)。鉢盂(はつう)、鉄鉢(てっぱつ)ともいう。

応量器 - Wikipedia

禅僧が日常的に使う食器なのですが、大きさの異なる5つの器が入れ子状に重なっています。黒塗りの漆で、凛として美しいのです。禅僧にとっては食事さえも修行のひとつであり、生涯、この応量器だけを大切に用いるそうです。

調べてみると、応量器は一般人でも購入することはできますが、僧侶たちの一生の道具ですから、当然お値段もはります。でも、入れ子式の形状は狭い収納にもぴったりだし、単純に「あんなかっこいい器がほしい!」・・・と思っていました。そんなとき、インテリアショップで見かけたのがこの漆。

一目見て、「これだ!」と心の中で叫んでしまいました。もちろん応量器ではないのですが、これも入れ子状にして使えます。セットではなく、自分の好きな大きさを買える点も使いやすいかも。漆塗りは高価なイメージですが、この会津塗りはリーズナブルなので日常的に使う食器として、漆器初心者にもおすすめできます。

漆というと「手入れが大変そう」という印象があるかもしれませんね。でも、実際使ってみると全くそんなことはありませんでした。洗うときは普通の食器と同様、中性洗剤+スポンジで大丈夫だし、かたいものにぶつけたり研磨剤などでこすったりしなければ、傷がつくこともなさそうです。

水滴の跡が残らないよう、洗ったらすぐに乾いたやわらかい布で水分を拭き取って、優しく重ねて収納するだけです。

わが家では、ふだんは基本的に白い器を使っています。白って食べ物の色が映えるし、柄物のお皿とも合わせやすいので、日常的に使うのにとてもいいですよね?それに対し、黒い器って「お店っぽい」といいますか、重厚で落ち着いた味わいを添えてくれる気がするのです。しかもツヤのある漆ですから!食卓がぐんと引き締まります。

ちょっとした料理でも、この漆器に盛ると本格的に見えてきます。一番小さいサイズは漬け物や豆腐にちょうどいい大きさだし、吸い物を入れたサイズはお鍋のときの取り皿にしてもいい感じ。軽いし割れないし、小さい子の飯椀にするのもいいと思います。

すべて漆器でまとめなくても、ふだん使っているほかの食器と合わせると、さらに使いやすいと思います。私が持っていた陶器の茶碗とも相性ぴったりでした。

うちにある一番大きいサイズは、サラダボウルなどに使っています。高台がなくモダンな形なので、手持ちの洋食器とも合わせやすいのです。和風の煮物をたっぷり盛って食卓にどん!と出してもいいですよね。

漆器というと、朱塗りや模様入りのものをよく見かけます。優美で高価な品も、「いずれ使ってみたい」と憧れちゃいますが、こんな風にシンプルでリーズナブルな漆なら、気負わず日常的に使えるので、とても満足しています。入れ子式で収納の場所を取らないのも、本当に便利です。

2019.06.16 21:16
住い・生活

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