安くて長持ち、見た目もかわいい「菊の花」

安くて長持ち、見た目もかわいい「菊の花」

部屋の中を快適に、居心地よく整えるコツって、意外にささいなことが出発点だったりします。

たとえば玄関先やリビング、寝室の一角が散らかっていたら、まず目に見える場所だけでも、きれいにしてみる。

隅々まで毎日掃除を!といわれるとイヤになっちゃいますが、目に映る場所をちょっと片付けるだけで、ほっとくつろげる空間になったりするのです。

そして片付いたその場所に、花を飾ってみましょう。たった1本でも、花があるとないとでは大違い。

部屋が片付いていれば、インテリアにも気が回るし、花を飾ったりキャンドルを灯したり、というやる気も出るものです。

逆にいうと「常に花を飾りたくなるような一角」を保つことが、居心地のいい空間をつくり出す出発点なのかもしれません。

美しいバラや豪華な百合、めずらしい品種の花や、枝ものをゴージャスに楽しむのも素敵ですが、日常的に花を飾るなら、安くて手入れが簡単で、持ちがいいことが重要になってきます。

というわけで、今回おすすめしたいのは菊。安くて長持ち、そしてとても愛らしい。日常使いにぴったりの花です。

菊の花は多様です。色はもちろん、形もさまざま。

古来、観賞用として愛されてきた「大菊(一輪菊とも呼ばれます)」は、中央の一輪だけを残して周りのつぼみは摘み取るそうで、これを一輪挿しに、すっと生けると凛とした美しさが際立ちます。

こちらは大菊よりも一回り小振りな「スプレー菊」。つぼみを摘まず、花を小枝状(スプレー spray)にたくさん咲かせます。スプレーマムとも呼ばれ、「マム」は菊を表す英語「chrysanthemum」の最後のmum(マム)から来ています。

スプレーマムは、仏花などの用途で一年中安価に出回るし、花の数が多いので、1本だけでもにぎやか。1枝ずつ小分けにして小さな花瓶に飾るのもおすすめです。

菊は安いだけでなく、長持ちするのも特長です。たとえば一番上の写真の白い菊は、買って1ヶ月近く経ったものですが、まだまだきれい。たいてい葉っぱから枯れていくので、それは適当に落とし、花も枯れた部分だけ切り落とせば、けっこう長持ちします。

まんまるな形が愛らしいポンポン咲きの菊。ポンポン菊、ピンポンマムなどとも呼ばれます。

1本だけ生けてもかわいいし、写真のように茎の長さを互い違いにして数本生けるのも素敵。葉っぱをもっと落として、ポンポンポンと花だけを小さな花瓶に生けるのもかわいらしいです。

1cmちょっとの小さな花を咲かせるこちらも、菊の仲間。ナツシロギクという和名を持つ、マトリカリアの一種です。

マトリカリアは白や黄色が多いですが、最近はグリーンも人気。一重咲き、八重咲き、ポンポン咲きなど花の形もいろいろです。

写真のグリーンは「マトリカリア・ビーンズラテ」という、なぜだかコーヒーショップのメニューのような名前。市場では「マトリカリア・モコモコ」という名でも出回っているよう。モコモコという呼び名のほうがしっくりくる、個性的で愛らしいお花です。

たくさんの菊をご紹介しましたが、この中の1本だけでも十分にかわいらしいし、たくさん飾ったとしても、決して高くないのがうれしいところ。花をきれいに長持ちさせる、市販の切り花用延命剤を使い、水も定期的に交換すれば、相当長く咲いていてくれます。

花瓶の内側が汚れてしまった場合は、キッチンハイターなどで掃除&消毒するといいです。漂白剤の成分は雑菌の繁殖も抑えてくれるので、多少成分が残っていても問題なし。むしろ、一石二鳥です。

お花が常に身の回りにあると、気持ちも落ち着きます。ぜひぜひ、飾ってみてください。

2019.06.12 16:44
住い・生活

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