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一般的に「大福」といえば、モチモチした皮に餡がたっぷり入り、どっしりと食べ応えのあるお菓子、という印象があります。
そんな大福のイメージとはまた違う「ふわとろ食感」の大福。その名も「とろける生大福」です。ふわっとなめらかな口当たりで、まさにとろけるような食感。手で持つのが難しいくらいにやわらか〜い生大福です。
以前にも、とろける生大福(お茶元みはら胡蝶庵)の「抹茶」をレビューしましたが、今回「苺」も注文して食べ比べしました。
信州・安曇野にある胡蝶庵で、菓子職人たちが手間暇惜しまず丁寧につくり上げているこの大福は、皮にもクリームにもこだわりが満載です。ここまで上品で、この上なくやわらかい生大福が味わえるのは、そういうひとつひとつの丁寧な作業の賜物なのでしょうね。
つくりたてをすぐに冷凍して届けてくれるので、セットでまとめ買いしても冷凍庫に入れておけば大丈夫。食べる分だけを1〜2時間、冷蔵庫で解凍するだけで、得も言われぬ「ふわとろ食感」がよみがえります。指で優しくさわって「ふわ〜ん」という感触になれば食べごろ。冷蔵庫に置く時間を少し短くして半解凍の状態で食べても、また違った食感が楽しめます。
こちらが抹茶のクリーム。胡蝶庵の生大福は「クリームを存分に味わってもらうために」という配慮から、ご覧の通りの薄皮仕立てです。このモチモチとした薄皮に、宇治抹茶を贅沢に使ったクリームが、これまた贅沢にたっぷり!
なんというか、もう「抹茶そのもの」という感じの味わいです。香りといい、ほろ苦さといい、濃厚な「抹茶感」が堪能できます。甘いモノ好きの友人は「もう少し甘くてもいいな」という印象を持ったほど、甘さは控えめ。甘すぎるのがニガテだという人でもおいしくいただけます。
見た目にもかわいらしい、苺クリーム。果肉のつぶつぶがたまりません!
摘みたて苺のおいしさをそのまま活かし、ラズベリージャムで甘酸っぱさを引き立てたさわやかな味。抹茶クリームもそうなのですが、この苺クリームにも「苺そのものの味」をしっかりと感じます。もちろん食感はふ〜んわり。幸せな気分になれる大福です。
それにしても、この生大福のやわらかさときたら、持つのさえ大変なくらいなのだから、写真を撮るのも大変です。今回は、中のクリームをしっかりお見せしたかったので、カットした状態で撮ってみましたが、解凍後のふんわり状態だと、キレイに切ることさえ難しいくらいのやわらかさ。というわけで、今回の写真は、まだ解凍しきっていないときに撮ったものなのです。
ネーミングそのままのとろける生大福。素材の味わいを、思う存分堪能できます。
2019.06.10 09:33 | |
2022.10.04 14:03 | |
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