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前記事で紹介した「ラバーゼ(la base)の角バット&角ざる」が気に入り、同じブランドで、他の商品も使ってみたくなりました。
調理からサーブまで幅広く使えるブラックスプーン(大)です。素材は、軽くて丈夫で錆びないチタン。表面にはつや消しのブラックシリコン塗装が施されていて、見た目にもモダンでおしゃれな雰囲気です。
すくう面が広く、厚みはたったの1.2ミリと非常に薄くできています。カーブ具合も短い柄も、ほかにはない個性的な形をしていますよね。
このスプーンのお手本になったのは、有元さんが愛用していたアルミ製のベトナムスプーンだとか。ベトナムスプーンをさらに使いやすくし、おしゃれにアレンジしたのが、このブラックスプーンなのだそうです。
中華鍋で炒めたり、サラダやおひたしを和えたり、できた料理をお皿に取り分けたり、ソースをすくったり、といったさまざまな作業が、これひとつでこなせてしまいます。ただ、表面に施されたシリコン樹脂の塗装は、けっこう薄いのでテフロン加工のフライパンなどには使わないほうが無難かも。
ブラックスプーンを使って、カポナータ(イタリアのトマト煮込み)を作ってみました。
最初に油を敷いて野菜を炒めていきますが、野菜の水分が出てくるので、炒める作業から混ぜる作業へ変わります。もちろん、この工程すべてがブラックスプーンひとつでOK。持ち手が短いので、手を返すのもラクにできますよ。
こういう煮込みは一度にたくさん作るので、菜箸だと混ぜにくいし、今までは木製のしゃもじなどでやっていましたが、ブラックスプーンの微妙なカーブ具合は、平らにできているしゃもじよりはるかに使いやすいと感じました。
木製だと食材の色移りが心配ですが、これはその心配もいりません。
料理ができたら、ブラックスプーンごと食卓へ。すくう面が大きいので、鍋から大皿に移すのも素早くできました。食卓に並べたときの印象も、とてもかっこいい!
木製のしゃもじでは、こうはいきませんよね・・・。
各自が取り分ける際もこぼすことなく、上手に取り分けられます。この使いやすさは、薄さのおかげ。これだけ薄いと、本当にすっーとなめらかにすくえます。
これからの季節は、大きなボウルでサラダをたっぷり和えて、そのボウルのまま食卓に出してもよさそうですよね。大皿料理のソースも最後まで残さずすくえるので、パーティシーンでも大活躍してくれそう。
有元さんいわく、たとえば蒸かした里芋を黒ごまの衣で和えるとき、菜箸では粘土の高い和え衣を里芋にからめるのが難しいですが、ブラックスプーンならスムーズにできるそうですよ。
今回、大サイズを買ってみましたが、サーブをメインにするなら小を試してみてもいいかもしれません。
お値段は正直、やや高いかなぁという印象ですが、使いやすさも耐熱性も見た目のよさも抜群!一生使えるモノであることは間違いないと思います。
2019.06.07 16:18 | |
2021.08.09 17:17 | |
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