お金をかけずに美肌をめざせ！化粧品の節約ワザ

さっき、買い物帰りにご近所の人と話してたら、うちのおばあちゃんの肌は若々しくてキレイって話になったよ。何してるのか教えてほしいって！

まぁ、恥ずかしい。別に何にもしちゃいませんよ。

あー、なんかおばあちゃん、うれしそう！

女の人はいくつになってもキレイって言われるとうれしいものなのよ～。で、おばあちゃん、化粧水は手作りよね？

手作りというほどのものでもないけれど、肌にいい身近なものを使うんだよ。

たとえば？

今の時期は柚子の種。柚子は種が多くてイヤだって人にはぜひ教えてあげたいねぇ。

こないだ作ってくれたやつね？　あれ、すごくとろ～っとしてて、肌に付けると吸い付く感じでしっとりするからびっくりした。作るの大変？

密閉できる瓶に種を入れて、ひたひたよりちょっと多めの焼酎を注いで、蓋をして2週間くらい置いとくだけだよ。そのままだと強すぎるから精製水をちょっと加えて、適度に薄めて使うのよ。

へぇ、焼酎で作るんだー！

手頃な日本酒でもいいよ。日本酒の柚子化粧水は薄めずそのまま使えるし。

焼酎は日本酒よりアルコール度数が高いから、原液のままだと強すぎるのかな。

その通り。薄めるといっても薄めすぎたらもったいないからね、とろっとした感じは残さないと。

手作り化粧水っていろいろあるけど、柚子は今の季節におすすめだね。なんたって種が使えるんだし、高級化粧品にもひけを取らない使い心地だもん。

ママ、高級化粧品なんか使ったことあるの？

な、ないけど、そのくらいイイってこと！

節約しながら身近なもので、というと、米ぬかも使えるね。米のとぎ汁で顔を洗ったり、米ぬかと小麦粉を合わせて水で溶いて、パックしたり。

紅茶の茶葉で、お金をかけず色白美人

世の中は美白ブーム。うるおいたっぷりの白い美肌は女性の憧れ。でも、高い化粧水を買うなんてもったいない！

クリームや美容液はそれなりのものを買うとしても、化粧水は身近なもので手作りします。たとえば緑茶をいただいたときや、安く買ったときに作るのが緑茶の簡単ローション。冷ました緑茶150cc（出がらしでもOK）にグリセリンを小さじ1杯ほど加えるだけ。

グリセリンはドラッグストアなどで安く買えるし、1本あればかなり持ちますよ。

乾燥が気になる季節は日本酒で作るのもおすすめです。日本酒200ccと緑茶大さじ2～3を火にかけ、沸騰させないように弱火で2分ほど温めます。

冷ましたらペーパータオルで茶葉をしぼり（茶葉がお酒を吸収しているので）、グリセリン小さじ１～２杯を加えれば完成。これはかなりうるおいます！

しぼった後の茶葉も捨てず、ガーゼなどでまとめて肌をパッティング。緑茶は香りもいいから、使ってて気持ちいいですよ～。

ママは最近、顔洗うときすっごいアワアワだよね？

アワアワ？　なんだね、そりゃ。

泡よ、泡。よく「美肌の基本は洗顔から」っていうけど、あれって高級な石けんを使えってことではないと思う。何を使って洗うかよりどうやって洗うかが大事よね。ゴシゴシこするのは厳禁なんだって。

だから、アワアワ？

そう。100円ショップで買った泡立てネットで濃厚な泡を作るのよ。生クリームを作るとき「ツノが立つまで」って言うでしょ。石けんもそのくらいまでしっかり泡立てて、その泡で優しく包むように、決して摩擦を与えずに洗うのよ。

なんか、めんどくさそう･･･。

女の人にとって美肌は永遠のあこがれだからねぇ、めんどくさくなんかないよ。お金をかけたくはないけど、石けんなんて安いのでいいし、泡だてネットを使えば少量でも泡立つし、この洗い方なら肌に必要なうるおいを落としすぎないから、結局は化粧水とかクリームの節約にもつながるわけ！

肌がうるおっていればお化粧のノリもいいんじゃないかい？

そうそう！ファンデーションの節約にもなるよね。

使いかけのファンデーションが割れたときや、四隅の部分がキレイに使い切れないときは、ビニール袋に入れて粉々にしてから、元のケースか手頃な容器に詰めてラップをかけ、上からぎゅっと押し固めると最後まで使えます。

固まりにくいときは化粧水を少量加えてみて。

手作りのパックや、美容液をしみ込ませたシートマスクなどで行う「スペシャルケア」も、ときにはやっておきたいもの。

そんなとき、効果をより高める方法をお教えしましょう！

パックやマスクの上から、口と鼻の部分に切り込みを入れたラップをのせるのです。これは「密封療法」といい、皮膚科での軟膏処置の際などにも使われるやり方。

節約しながらキレイを保ちたいなら、あれこれ試してみないとね。